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一日たりとも同じ一日と感じることがない変化のある日々。柳井本社工場は、顧客の要求に応える巨大なラボです

柳井化学工業(株) 柳井本社工場 品質管理部

品質管理 新卒入社

01 ― フジボウグループを選んだ理由

化学工業品事業で自分の知識を活かしたい。
成長を続けられる環境として就職を決めました

大学は工学部で、有機合成化学を専攻していました。化学が大好きで、有機合成を基にした素材を手がけ、多事業展開している企業を中心に就職活動を行いました。フジボウグループは、繊維製品、研磨材、化学工業品の各事業を展開し、特に化学工業品分野の躍進を強く感じたので、化学の知識を活かして、自らが成長を続けられる環境だと思いました。加えて、人事担当者の方が、就職活動と大学の研究活動との両立をフォローしてくれて、「この会社なら不安なく仕事ができる」と思い入社を決意しました。

有機合成分野で学んだ知識を活かして働こうと意気込んで入社しましたが、配属先は品質管理部で、ほぼ全ての業務が初めての内容だったので、業務をこなせるようになるまで非常に多くの時間を要しました。しかし、OJTによる研修や外部講習、独学での勉強により、苦労しつつも、徐々に対応できるようになりました。製造の根幹である品質管理業務に若手のうちに関わったことは、今後の自分の強みになると思っています。

今入社6年目で、一番大変なのは、多種多様な品目の管理です。柳井本社工場は、受注生産の実績が400品目近くあり、生産設備と品目を切り替えながら、生産を続けています。担当製品が増えているのに加え、多数の顧客より生産依頼をいただき、数年先の生産スケジュールが既に埋まっているため、変化に富んだ日々を過ごしています。一方で、製造部と一体になり、臨機応変に対応し、自分が考えたやり方で上手く対処できた際は、非常に大きな充実感を得ることができます。

02 ― 現在の仕事について

多品目を少数精鋭で管理することで鍛えられる毎日。
顧客の依頼に対して、納得のできるやり方を確定していく

品質管理部では、受け入れ原料の品質確認、製造プロセスの要所で採取されるサンプルを評価する品質管理、分析作業員への教育、分析操作、分析機器操作方法の標準化を行っています。特に業務の多くの割合を占めているのが、分析操作方法の標準化です。私自身、分析機器を用いた品質評価方法について、完璧に習熟しているわけではありません。また、分析作業担当者は、分析に関して学んできた方々ではないことが多く、そういった方でも作業内容を理解し、正しく分析してもらうために、分かりやすい手順書を作成することが必要となるので、この業務にかなりの神経を注いでいます。

当社で生産している品目は、皆さんの身近にあふれるさまざまな製品を顧客が生み出すために使用する原料として使われることが多いので、高い品質が求められます。品質管理部で多様な物性の評価を行い、その分析値を連絡して、顧客及び当社の双方が納得して納品するまでが最も重要です。現場で作業するメンバーが頑張って作業を行ってくれているので、品質管理部もしっかりその生産活動をフォローし、正しい分析結果を製造現場へと連絡することを心がけています。

この仕事のやりがいは、自身が作り上げた手順書で、「分析環境の確立」を実感できることだと思います。分析環境の確立とは、自分が作った手順書を読むことで、分析を実施したことがない人でも、自分が分析した結果と同等の結果が得られるようになる環境にすることを指します。これを確立することで、新しく生産する品目であっても、トラブルなく生産することができ、顧客に提供する製品の品質安定化に貢献していると実感できます。

03 ― あなた自身の変化について

日々の製造を支える品質管理部で、強くなった責任感。
成長し続けていけるように確実なステップアップを

24時間稼働し続け、数多くの品目を生産している工場では、さまざまなトラブルが発生することがあります。トラブル発生の原因の究明をはじめ、トラブル発生時の対応、今後の未然防止策の確立を行う必要がありますが、私一人で対応できることは、それほど多くありません。私の直属の上司は、「品質管理部を管理している」ような、何でも仕事がこなせる人で、その仕事ぶりを見て尊敬できますし、私が目標としている先輩です。一緒に働く仲間も親身になって課題解決に取り組んでくれるので、共に成長していける環境が非常に魅力的だと思います。

家では本を読むのが好きで、最近は心理学関係の本に興味があるのですが、自分では思いつきもしない発想に出合うたびに良い刺激になっています。本から得た雑学を分析担当者とのコミュニケーションに役立てたりして、常に円滑な関係を築けるように日々を過ごしています。

フジボウグループでは、社会の変化に臨機応変に対応した経営計画を作成し、かつ攻めの姿勢で日々の課題に取り組んでいるため、今後も堅実な成長が見込める会社だと思います。私も自分なりの発想で、トライアンドエラーを繰り返していくのが楽しいので、自らの性分ととても合っている仕事だなと思います。これからも会社と共に自分も成長し続けていけるように、逆境に直面したからといって諦めるのではなく、その逆境を乗り越え、逆に自らの力に変えていこうという気概を持って、日々の業務に取り組んでいきたいです。

Work Style

業務の一日の流れ

  • 8:00

    出社
    分析室内の見回り、メールチェック

  • 9:00

    分析結果、分析に使用する消耗品などの確認

  • 11:00

    次回生産予定製品の分析内容把握

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    依頼分析対応

  • 14:00

    手順書作成

  • 16:22

    退社

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