Interviews

契約書の向こうに事業がある。
事業部門を支えるビジネスパートナーへ

フジボウホールディングス(株) 法務部

コーポレート 新卒入社

01 ― フジボウグループを選んだ理由

一人の学生に本気で向き合う姿勢が、入社の決め手になった

大学では法学部に所属していました。法律の条文を読み解き、理解した上で応用していくプロセスが自分に合っていると感じていたので、就職活動では「法務の仕事ができる会社」を軸に企業を探しました。就職サイトで「法務」と検索してもなかなかヒットしませんでしたが、事務系総合職を募集しているメーカーを中心に、一社ずつ採用ページを確認していく地道な作業の中でフジボウグループと出会いました。

オンライン説明会で、もともと紡績会社として出発したフジボウグループが、繊維の技術を基盤に研磨材事業や化学工業品事業などへ多角的に展開してきた歴史を知りました。ニッチな分野でトップを取るものづくりの姿勢に純粋にリスペクトを感じましたし、そうした事業を法務の立場から支えたいと思いました。もともと私自身、大学時代に書道で一筆一筆に集中して作品を仕上げる面白さや、模擬裁判で仲間と議論を重ねながら一つの主張を組み立てていく達成感を経験する中で、「自分の手で何かを形にする」プロセスに惹かれていました。だからこそ、ものづくりに真摯に向き合うフジボウグループの姿勢に自然と共感を覚えたのだと思います。

入社の決め手になったのは、選考の中で一人の学生に対してここまで丁寧に向き合ってくれるのかと驚いた経験でした。一次はフィードバックをいただき、二次面接の後にもメールで改善点を伝えてもらえました。さらに最終面接の前には、人事の方から直接電話をいただき、期待の言葉をかけてもらいました。総合職採用のため法務部配属が確約されていなかったのですが、フジボウは面接で私の法律への関心を丁寧に深掘りしてくれました。「ここでなら、自分がやりたいことをアピールすれば実現できる」と感じ、入社を決意しました。

02 ― 現在の仕事について

グループ全体の法務を横断的に担う、幅広くも奥深い仕事

法務部は、私が所属しているフジボウホールディングス(株)だけでなくフジボウ愛媛(株)や柳井化学工業(株)といったグループ各社の法務を横断的に担っています。主な業務は契約書の審査です。事業部門から届いた契約書案をチェックし、法的なリスクを洗い出した上で、どう進めればよいかをアドバイスします。私は入社当初から秘密保持契約(取引先との間で機密情報の取り扱いを定める契約)の審査担当を任され、本を読んだりセミナーを受けたりしながら知識を身につけていきました。

法務の仕事というと、一日中契約書とにらめっこしているイメージがあるかもしれません。しかし実際には、業務の幅はかなり広いです。契約書審査に加えて、グループ全体のコンプライアンス推進活動、コーポレートガバナンスの支援、株式業務の一部サポートなども法務部が担っています。法務部の担当業務だけに閉じず、さまざまな領域に関わるオールラウンダーのような側面があるので、契約書だけを扱いたいという方は少し戸惑うかもしれません。逆に言えば、幅広い経験を積みたい方にとっては非常にやりがいのある環境だと思います。

仕事で一番大切にしているのは、事業部門が今どういう状況にあるのかを正確に把握することです。法的に正しいアドバイスをしても、事業部門の実態に合っていなければ意味がありません。依頼を受けたらまず案件の内容を確認し、不足している情報を洗い出して事業部門にヒアリングすることから始めます。3年目には、営業部門の方々に向けた契約書セミナーを自ら企画し、登壇しました。「契約書はなぜ必要なのか」「どこを見ればいいのか」といった基礎をまとめた30分のセミナーを開催した際、「わかりやすかったのでまたやってほしい」という声をいただけた時は、それまで地道に身につけてきた知識が形になった手応えを感じました。

03 ― あなた自身の変化について

失敗も成長の糧に。「何でも安心して相談できる」と頼られる存在へ

入社前、法務の仕事はデスクに向かって黙々と契約書を処理するイメージでした。しかし実際には、事業部門との電話やメール、打ち合わせなど、能動的なコミュニケーションなしには仕事が進みません。自分からヒアリングして情報を引き出す力がこれほど求められるとは思っていなかったので、最初は戸惑いました。また、入社後の工場研修では、化学メーカーの製品や製造工程を理解する難しさに直面しました。理系出身の同期が多い中で「文系の自分にやっていけるのか」と不安になったこともあります。ただ、研修中に同期や現場の方々に教えてもらいながら必死に食らいつきましたし、あの時に得た事業理解は、今でも営業担当者の話を深く理解するための土台になっています。研修があったからこそ、法務の立場でも事業に寄り添ったアドバイスができるようになったと感じます。

もちろん失敗もありました。契約の更新案件を担当した際、過去の契約条件を十分に網羅しきれず、重要な部分で漏れを出してしまったことがあります。上司・先輩のダブルチェックで漏れに気づき、何を対応すべきか相談に乗ってくれたり、サポートをしてくれたりしました。この経験を通じて、事業部門とのコミュニケーションで情報を漏らさずキャッチすることの大切さを改めて実感しましたし、上司・先輩のフォローのおかげで前を向くことができました。法務部は距離が近く、すぐに相談できる環境があるからこそ、安心して挑戦できるのだと思います。

今後の目標は、法務部員として一人前になることです。最新の法改正や判例の情報を収集し続けるのはもちろん、コンプライアンス推進の企画を自ら立案できるようになりたいと考えています。将来的には、法律相談だけでなくリスク管理も含めて「難しい案件でもとりあえず法務に聞けばわかる」と事業部門から頼ってもらえるビジネスパートナーのような存在を目指しています。

Work Style

業務の一日の流れ

  • 9:00

    出社、メールチェック・案件の優先順位を整理

  • 09:30

    契約書審査(秘密保持契約・取引基本契約など)

  • 11:00

    事業部門との打ち合わせ(契約条件のヒアリング)

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    契約書審査の続き・法律相談への回答作成

  • 15:00

    コンプライアンス関連の資料作成・情報収集

  • 16:30

    案件の進捗整理・翌日の準備

  • 17:45

    退社

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